ウィッチャーシリーズで有名なCD PROJEKT REDによる最新作、サイバーパンク2077。
steamではサイバーパンクを同時にプレイしている人数が10万人を超えるなどして話題になっていました。
でも実際、面白いのか…?買いなのか…?と思う人もいるはず。
サイバーパンクを実際にプレイしてみて、面白いやん!!!と思ったところと、ここは微妙…と思ったところ、全部含めて紹介します。
買おうかどうか迷っている方の参考になったら幸い!
こんな内容だよ
どんなゲームなの?
そもそもサイバーパンク2077ってどんなゲームなの?という話。
サイバーパンク2077は、SFな世界観で繰り広げられるアクションRPGゲームです。
ウィッチャー3で有名となったCD PROJEKT REDという開発陣によって制作されました。
ゲームの特徴を挙げるとこんな感じ。
- オープンワールド
- 一人称視点
- FPS要素あり
- 運転できる
それぞれの項目をさくっと紹介しておきます。
オープンワールド!
サイバーパンク2077は、完全にオープンワールドです。
ウィッチャー3はもちろん、GTA5やスカイリム、ブレスオブザワイルドもオープンワールドですね。
いわゆる、世界を移動するときに「読み込み時間」がないパターンのゲームをオープンワールドと言ったりします。
自分の好きな時に好きな場所に行けるというのがオープンワールドの特徴です。
サイバーパンク2077もオープンワールドで作られており、サイバーパンクな街を好きに探索することができます。
サイドクエストやミニクエストなども街中に散らばっていて、街の散策中に何かしらのちょっとしたクエストに遭遇することもたくさんあります。
この点はウィッチャー3やGTA5をやったことのある人ならイメージしやすいはず。
一人称視点
操作は基本的に一人称視点です。
運転する時を除いて、おそらく三人称視点での操作はできません。
戦闘においても基本的に一人称視点で行います。
なのでFPS要素があるわけです。
ちなみに、FPSとはファーストパーソン・シューター(First Person Shooter)を略したもの。
一人称視点での銃の撃ち合いができるゲームのことを指すときによく使われます。
FPSゲームが好きな人にはおすすめできると思いました(`・ω・´)
点で示されるだけの照準で銃を撃つこともできますが、銃の照準に目を合わせた状態にして撃つこともできます。
臨場感!
ショットガンを撃てばばっちり反動を受けて銃口が上に跳ね上がるのもリアル感があります。
まずはざっくり紹介したいので、詳しくは後述します。
運転できる
サイバーパンクには運転要素もばっちりあります。
主人公はゲーム開始直後から車を所有しており、さっそく運転することができます。
また、バイクもメインストーリーを進めると入手することができるのです。
車もバイクも、お金をためて買う必要はないという親切設計。
運転の時の視点は、一人称・三人称を選ぶことができます。
一人称視点では車の中の小物やらパネルやらがじっくり見れるのも楽しい。
車によって車高とか視界の広さが変わるのも一人称視点で運転できる醍醐味でありますな!
三人称視点は、車体全体が見える視点ですね。
臨場感は減る分、道路だとか街の様子が一発で分かります。
自分は普段は三人称視点で運転してます。
なんとなく操作がしやすいので。
一人称・三人称の視点の切り替えは、Qキーでサクッと変更できるのです。
当てもなくドライブするのもまた楽しいかと!
ざっくりしたところはこんなところです。
ここからは、良い面もここは微妙だな…と思った点も含めて紹介していきます。
SFな世界観
サイバーパンクは、世界観がものすごいです。
SF好きにはたまらないはず。
どんな感じでSFな世界観が繰り広げられるのか、少し紹介しておきます。
人体×機械の融合
まず、人々の身体の中には電子機器が組み込まれています。
なので、人間に向けて銃を撃つと、血はもちろん、一瞬だけ電流も走るのです。
ストーリーではよく、主人公が手首からコードを引っ張り出していろいろな電子機器に接続する場面があります。
コードを接続することで、主人公はいろいろなデータを読み取ることができるのです。主人公は人間ですが、完全に機械と融合しています。
さらに、接続した際に「具合悪い。変なウィルスに感染した気がする…」と言っていた場面もありました。
首元に「戦闘訓練のデータ」が入っているチップを埋め込んで、戦闘訓練を行うシーンもあります。
AIも存在
AIもいたるところで活躍しています。
自動運転をしてくれるAIタクシーという存在も。
さらには、AIが執筆した書籍が大人気!というテレビ広告もゲーム内で流れたりしています。
怪しい大人のお店では、好みの子を見つけたらカタログからその子を指定し、「ブレインダンス」といういわゆる「バーチャルリアリティ」ものを見るという仕様。これには感触やにおいまで感じられる高品質なものも存在します。
などなど…。ここで紹介したのはほんの一部です。
街で目にするものも、聞こえてくる情報も、とにかくSFチックなのです。
街ではしょっちゅう日本語の看板を見かけます。
現実世界にSFな世界観ががっつり織り交ぜられている世界観なので、「スカイリムやウィッチャーのようなファンタジー世界が好き!」という人にはあまり響かないかもしれません。
でも、GTAのような「なんかすたれてる現実世界」が好きな人はドはまりする世界観のはず!
キャラクリの自由度が高すぎる
サイバーパンクにおけるキャラクリの自由度は高いです。
ある意味、変な方向に高いです。
例えば、性別を男性にしても、声を女性にすることができます。
性別は男でも声は女にした場合、ゲーム内での呼ばれ方も「彼」ではなく「彼女」と呼ばれるようになるのです。
さらに、性器をカスタマイズできます。
ムケてたりムケてなかったり、ちっちゃかったりおっきかったりを選択できるのです。
これはサイバーパンクのキャラクリの中でもだんとつで話題になってますね!!!!!
これも声と同じく、男性を選んでも女性の性器を選ぶことができるのです。逆もしかり。
すごい。
あとは、爪の色や眼球のデザインも色々と選ぶことができます。
眼球をハートマークにしたり、黒白目にしたり、いろんなことができます。
歯の選択肢もありますが、今のところ色を変えるだけのもの。
吸血鬼のような牙にしよう!と思ってもできません。
顔の輪郭や目の位置をスライダーで細かく変える…といったこともできません。
それでも選択肢はけっこうあるので選ぶことは可能。
耳の形だけでもかなりの選択肢があって、ヒエ~!ってなりました。
自分は先がとんがった耳が好きなのでそんな形にしました…(´ω`)
髪の毛や目の色も、自分で好きな色を作成することはできません。
すでに用意されている色の中から選びます。
ですが、すでに用意されているものでも、グラデーションがきいていたりして綺麗な色が多いです。
なので、ここは許せる範囲だと感じました。個人的には。
主人公の所属を選べる
ゲームを開始する前に、主人公の所属を選ぶことができます。
所属というか、出で立ちというか。
この所属をどこにしたかによって、ゲーム内の選択肢やストーリーが変わってくるのです。
この所属のことは、「ライフパス」と呼ばれています。
ライフパスは、以下の3種類。
ノーマッド
ナイトシティ(ストーリーが繰り広げられるメインとなる舞台)の外からやってきた、いわゆるよそ者でありアウトローであるという出で立ち。
自由を愛する者。
ストリートキッド
ナイトシティの貧民街で生き抜いてきた出で立ち。
ストリートで生き抜く上での暗黙の了解こそが掟。
コーポレート
大企業に勤めるエリートであるという出で立ち。
上の命令には絶対的に従わなければならない。
この3つのどれを選択するかによって、ストーリーが変わってきます。
例えば、ストリートキッドで開始すれば酒場の場面から開始されるのですが、コーポレートで開始すると会社に出社する場面から物語が始まります。
そして、ストーリー内では相棒と出会うのですが、その相棒との出会い方にも変化が生じてきます。
ストーリーの本筋は同じですが、導入部分と選択肢に変化が加えられるのです。
それぞれの所属でプレイしてみて、選択肢の変化をみてみるのも楽しいはず。
ストーリー面
ウィッチャー3では「メインストーリーが長すぎる」と言われていたため、サイバーパンクではメインストーリーのボリュームを少し落としたとのこと。
まずゲームを開始すると、チュートリアルというか、導入部分があります。
この導入部分は、先に紹介した「ライフパス」で何を選択したかによって大きく変わってきます。
どのライフパスを選択しても変わらない大筋のストーリーはどんな感じかというのを少し。
ネタバレしてしまうのを避けるために、ほんとにざっくり紹介します。
主人公はとある事情から、自分に埋め込んだチップを外せる者を探さなければいけなくなってしまう。生きるために主人公はがんばる。
そんな話です。
この「チップ」をめぐって、主人公は様々な人に出会ったり別れたりします。
ストーリーのボリュームは落としたと言っているとはいえ、よく作り込まれたストーリーだと感じました。
なんですが、微妙だと感じた部分もなくはなく。
まず、主人公はとある人物Xから依頼を受けます。
この依頼に失敗した主人公はとある人物Yと出会い、さらに別の依頼を受けることになります。
Yから受けた依頼を開始するために、主人公は人物Zと会わないといけなくなります。
人物Zと会うと、今度は依頼に使うロボを回収するため人物Aと会えと言われます。
そして人物Aと会うと、今度は人物Bと会えと言われる。
何が言いたいかというと、「この依頼を達成するために〇〇をやれ!」の「〇〇」の部分が多すぎる、という話です。
掘り下げられすぎて、「あれ…今自分何のためにこれやってるんだっけ?」と分からなくなる時があります。
よく言えば人脈作りというか、いろいろなキャラクターと出会い会話をすることができる場面がたくさんあるということ。
なので、より世界観を知ることができます。
悪く言えば、たらい回しというか、おつかいというか。
まあ、物語の序盤なので中盤以降に関わってくるキャラクターを登場させる必要があるのは分かるのですが、あまりに次々と「(依頼を開始するために)こいつに会ってきてくれ」というものが多く、そこは微妙に感じました。
この部分に関しては、メインストーリーをクリアしたら改めて追記したいと思います。
移動手段
ゲーム内の移動手段としては、徒歩はもちろん、車、バイクといった乗り物、そしてファストトラベルというシステムもあります。
乗り物
車やバイクは、どこに置いてあろうとも自分の近くに呼び出すことができます。
ウィッチャー3に登場する馬(ローチ)も好きな場所に呼び出すことができましたが、あれと同じシステムです。
どこに乗り捨てしてもいつでも自分の近くにまた呼び出せるのはありがたいところ!
ちなみに、どんな乱暴な運転をして車体をボロボロにしても火が上がっていても、セーブ&ロードを行えば必ず新車同様ピカピカになって戻ります。
ストーリーを挟んでまた戻っても新車同様になっています。
GTA5などでは車をボロボロにすると修理代がかさみましたが、サイバーパンクの世界では修理代は気にしなくてもいい模様。
ご安心あれ!
ちなみに自分の所有していない乗り物を道路に置きっぱなしにしたままセーブ&ロードを挟むなどすると消滅します。
盗んで乗り回すぜ~をしている人は、お気に入りの盗用車がうっかり消えてしまう可能性もあるのでご注意。
ファストトラベル
ファストトラベルは、ファストトラベルのできる地点を選択すれば一瞬でその場所へ行くことができるというシステム。
ブレスオブザワイルドでも同じシステムがありますね。
なので、ナイトシティの端っこから真反対の端っこに行きたい場合でも、ファストトラベルを使えば一瞬で行くことができます。
これはクエストを消化する時も便利。
いちいち長距離を移動する必要がなくなるわけなのです!
ファストトラベルの特徴は、以下の点です。
- 時間が経過しない
- お金がかからない
- 行ったことのない場所にも行ける
一方で、ファストトラベルの欠点を挙げるとするなら、以下の点。
- 決まった場所しか選択できない
- 決まった場所からしかファストトラベルできない
それぞれ詳しくみていきます。
時間が経過しない
ファストトラベルでは、時間が経過しません。
例え、マップのはじっこからはじっこへとファストトラベルしたとしても、ファストトラベル後の時間はファストトラベル前の時間のままです。
これは「何時~何時の間にこの場所に行け」というクエストを持っていたとしても、時間を気にせずファストトラベルができるので便利ですね。
お金がかからない
ファストトラベルをするには、ある機械からファストトラベルをする必要があります。
ですが、お金は一切かかりません。
どこにファストトラベルしたとしても、時間もお金も消費せずに飛ぶことができます。
親切設計!
行ったことのない場所にも行ける
ファストトラベルでは、今まで一度も訪れたことのない場所にも行くことができます。
ファストトラベルのできる地点に青いマーカーがついている限り、そこに飛ぶことができるのです。
なので、言ってみたいけど遠そうだなぁ…と思っている場所にも、最序盤のうちにサクッと訪れることができます。
移動は面倒だけど街の散策がしたい!という人には朗報なのでは!
決まった場所にしか行けない
ファストトラベルで選べる地点は、決まっています。
ファストトラベルのできない場所に行きたい場合は、最寄りのファストトラベル地点に飛んで、そこからは車なり徒歩なりで行くしかないということです。
これはブレワイでもそうでしたが、仕方ないといえば仕方ないかと…。
ただ、steamのレビューを見ているとこの「決まった地点にしか行けない」仕様なのは不便だと感じることもある模様。
決まった場所からしかファストトラベルできない
ファストトラベルするには、この機械のある場所に行かなければいけません。
マップを開けばどこからでもファストトラベルできる!というわけではないのです。
そこが若干不便かもしれません。
が、この機械のある場所はマップから探すことができます。
マップ画面で「青い地点マーク」のある地点に、この機械が置いてあります。
ファストトラベルしたい場合は、この青い地点マークをマップ上で探すのがよさげ。
戦闘システム面
ゲームを開始する前に、難易度を選ぶことができます。
難易度は、以下の4種類。
- イージー
- ノーマル
- ハード
- ベリーハード
戦闘面が不安な人はイージーを、緊張感をばりばりに味わいたいガチ勢の人はベリーハードを。
そんな感じで難易度が用意されています。
そしてサイバーパンクにおける戦闘手段としては、以下の通り。
- 銃
- 手りゅう弾
- 刃物
- 拳でなぐる
- ハッキングする
- 不意打ちをかける
基本的に戦闘といえば銃撃戦です。
というのも、大体の敵が銃を持っているので、敵陣営にうかつに飛び込むとハチの巣にされて終わるため。
刀も装備することができますが、接近戦向けの武器です。
大多数VS自分はともかく、一対一の戦闘においては活躍するはず。
あとはひっそりと敵に近づいて、背後から首をコキッとやるよう指示を受ける場面もあります。
拳でなぐるのは闘技場なんかに参加する時です。
とはいっても、戦闘手段も自由なので好きなスタイルで戦闘することができます。
自分は銃撃戦が苦手なので、ある程度敵の人数を減らしたら敵陣営に飛び込んで拳で殴って終わらせてたりしてました。
銃の攻撃力が弱い時点では拳で殴った方が早い場合もある。
FPS要素
先にもざっくりと紹介しましたが、サイバーパンクは基本一人称視点で操作を行います。
そして、戦闘は基本的に銃撃戦がメインになります。
なのでFPS要素がたんまり含まれているのです。
銃の種類はピストルやリボルバーから、マシンガン、ショットガンまでいろいろそろっています。
ロケットランチャーもあるんじゃないかなぁとは思いますが、自分はまだ遭遇してないのでなんともいえないところ…。あったら楽しいよね。
発砲後の反動や連射中の照準のずれなんかもしっかり存在しています。
ショットガンを撃てば反動で銃口が上に向きますし、マシンガンを一カ所に狙い打てば照準がずれていきます。
ここらへんの反動だとかズレはスキルツリーから抑えることもできるので、気になる人は優先的に取得するのもいいかと。
スコープやサイレンサーといった備品もそろっていて、銃ごとに装着することができます。
スコープをつけた場合はちゃんとスコープから覗いて照準を合わせることができるのです。いいね。
育成面
サイバーパンクではキャラクターの育成面がものすごいです。
スキルツリーで取得することのできるパークには恐らく100以上の項目があります。
主人公の能力値としては「肉体」「反応」「技術」「知力」「意志」の5つの項目があります。
そして、それぞれにスキルツリーが用意されているのです。
スキルツリーの中にはさらに項目があり、何に特化させたいかがそれぞれ細かく分かれています。
なので、脳筋型でいこう!だとか、ハッキング特化型にしたい!といったロールプレイを楽しめるシステムになっています。