steamで秋のセール!お値段ウン%引き!ってやってたので、ちょっと気になってた経営シュミレーションゲーム、Rescue HQを入手!!
せっかくなのでRescue HQはこんなゲーム!っていうのを紹介しておこうと思います。
なんか面白い経営シュミレーションゲームないかなぁ…と探している方の参考にしていただけたら幸い。
こんな内容だよ
Rescue HQはこんなゲーム
Rescue HQでプレイヤーがやることは、ざっくりいうと以下の2つです。
- 警察署を建築する
- 任務が飛び込んできたら、それに向かわせる
プレイヤーは大まかにいえばこの2つに関するものを操作して、あとは隊員たちがせかせか働いている姿を眺めるといった感じ。
建築する→任務に派遣する→報酬を得る→さらに建築していく
といったサイクルを繰り返して、難易度の高い任務が飛び込んできても任務を達成できるようにしていくのが目的。
詳しくは後述します。
ちなみに、警察署って書きましたが、警察のほかに消防隊員、救急隊員の管理もすることになる。
警察・消防・救急のそれぞれに必要な部屋と施設を建てて管理していくゲームです。
遊ぼうかどうか気になってる方、steamで購入できます。(アフィとかじゃないのでご安心)
ちなみに、現時点では日本語に対応していません。
が、そんなに英語が得意ではなくても、多少の知識があれば遊べるレベルではあると個人的には感じた。
そこらへんのことはsteamのストアページのレビューにもいろいろ書かれているので、気になる方は漁ってみるのもいいかと。
どうでもいいけど、隊員がパソコンを使っているときのキーボードのカタカタカタカタ…音がだいすき。ああいう系の環境音ってくせになるよね。
Rescue HQでプレイヤーがやることになる建築と任務派遣についてもうちょい詳しく紹介します。
警察署を建築する
まずやるべきことは、建築。
どのステージを選んでも、ゲーム開始時点ですでに基本的な建物が建てられてはいます。
が、必要な施設がない場合もあるので、まずは建築!
例えば、ステージ選択画面の一番上にある、いわばチュートリアルなステージでは、最初に「車両を設置しよう!」っていうタスクが表示されます。
車両がないと任務に派遣させられないのでね…。
Rescue HQにおける建築には、隊員たちが使うことのできる資材や道具といったものも含まれます。
こういった資材は、派遣する任務に持っていくことが可能。
さらに、任務の内容に合った資材を持っていくことで、任務の成功率が上がるのです。
資材を持っていける数には制限があるのですが、良いスペックの車両を使えばそれだけ資材を詰め込める数も増えて、成功率を上げることができる。
- 任務を成功させてお金を稼ぐ
- 資材を増やす
- 良い車両を買う
- 余裕そうなら隊員の雇用を増やしてみる
といったサイクルがあるので、建築モードは「一度建てたらおわりっ!」というわけではなく、ゲームをプレイしていくうえで常に使うモードになります。
ちなみに、資材を増やすにしても車両の数を増やすにしても、マップに空き面積がないと建築できません……。
隊員たちが資材とか車両を使えるだけのスペースも要求されるので、そこのところの折り合いとマップ面積のやりくりを考えるのも楽しいところ。
任務に派遣する
隊員たちを任務に派遣します。
任務に派遣=お金を稼ぐ手段でもある!
任務へは、車両もしくはヘリコプターを所持していれば派遣することができるのです。
そして、この任務、成功率というものがあります。
成功率は、以下の3つによって左右されるのです。
- 車両のスペック
- 隊員のスペック
- 持っていく資材や道具の種類と個数
この3つは任務に派遣する時に自分で選ぶことができ、選んだものに合わせて成功率が変わるというもの。
成功率は数字でウン%とちゃんと表示してくれるので、この任務にはこれを選んでおくといいのか~というのが分かりやすくなってます。
成功率をあげるための要素
上の3つの要素についてもうちょい詳しく紹介しておきます。
まず、車両。
高いスペックの車両を使えば、それだけで成功率を上げることができる。
さらに、任務に派遣できる隊員の人数と持っていける資材や道具の個数の上限も車両にどれだけ詰めることができるかで決定されるので、なかなか成功率が上がらん…というときは、良い車両を買ってみるのも手。
そして、隊員のスペック。
隊員にはそれぞれ、特質として任務派遣時に有利に働く性質を持っている場合もあります。
例えば、生まれながらのリーダー気質という特質を持った隊員を派遣するうちの一人に組み込めば、その特質のおかげで成功率を若干上げてくれたり。
ただ、雇用したての隊員は特質がないので、訓練やらでレベルを上げるのがいいです。
ちなみに、各隊員の現在のレベルと次のレベルまであとどのくらい経験値が必要かは隊員をクリックしても確認することができる。
成功率を上げるために隊員と同じくらい大切な気がするのが、持っていく資材やら道具やらです。
上でも書きましたが、任務の内容に合った資材とか道具とかを持って行くことで、任務の成功率を上げることができるのです。
この資材やらなんやらは、署内に建築する資材置き場に置いてある個数が反映されます。
なので、資材置き場としてだだっ広いスペースをとって、そこにがっつり資材を敷き詰めればそれだけ大量の資材を使うことができるということ。
ちなみに、使った資材は補充が必要なのです。
そして、補充には人材が必要です。
隊員を全員派遣しちゃって、欠けてる資材を補充できる隊員がいない!!!!みたいな状況にうっかりなりかねないのでご注意!(私はよくなった)
サンドボックスモード!
Rescue HQには、サンドボックスモードもあります!
ゲーム開始時にどのステージで遊ぶか選択できる画面があるのですが、そのリストの一番下にサンドボックスモードのステージがあるのです。
サンドボックスというのは、資金を気にせずに好き放題に建築できるモードのこと。
資金をやりくりするのは経営ゲームの醍醐味でもあるので、緊張感はなくなってしまう面もあるものの、好きに建築したい!という場合はおすすめ。
サンドボックスモードの仕様
ちなみに、Rescue HQにおけるサンドボックスモードの仕様としては、こんな感じ。
- 一応「資金を使う」という概念はある
- はじめから全ての施設を建築できる
- マップの全体を使える
- 初期状態ですでに建物がちょっと建っている
- 隊員もすでに数人いる
ゲームによってはサンドボックスモードの仕様やルールを好きなように設定できるものもありますが、Rescue HQでは固定です。
ちなみに、マップの大きさも変更できません。
マップの面積も固定です。
資金の概念はある
サンドボックスモードを開始した時点の所持金額は99.000.000円です。
(円って書きましたけど、Rescue HQにおける通貨の単価はT。)
なので、一応無限の資金というわけではなく、建築をすればした分だけお金を使うし、隊員にお給料も払う。
そして任務に成功すれば、その分のお金を稼ぐことができる。
もし万が一資金が赤字になってしまった場合もふつうにお金を使い続けることができるのかどうかは不明です。
でも、サンドボックスモードで赤字にすること自体難しい気がする。
というのも、マップ面積全てを使って建てられる全ての施設を建てても、資金は桁ひとつも減ってなかったからです。
けっこう贅沢な建設をしたつもりだったのに、資金がびくともしない。
資金の使い道も限られているので、もし建築でがっつりと赤字にならないのであれば資金を赤字にするのは難しいと考えられます。
まあ、そのためのサンドボックスだけどね。
なので、一応資金という概念はあるものの、赤字を気にすることなく運営することができるといった状態。
はじめから全ての施設を建てられる
サンドボックスモード以外では、開始直後は建築できない部屋や、まだ解放されてない車種などがあります。
つまり、署を発展させていくにつれじわじわと建築できるものが増えていくタイプのやつですな。
が、サンドボックスモードは問答無用で全ての部屋・家具・車種を建てることができます!
なので、はじめてのプレイでサンドボックスモードを選ぶと、車種の多さにびっくりするかもしれない。
このゲーム、車種がやたらいろんな種類で用意されているのです。特に消防車。
マップの全体を使える
サンドボックスモードでは、マップの土地を購入して解放する必要はないのです。
邪魔な木々もないので、はじめからマップ全体を使って好きな場所から建築を始めることができます。
サンドボックスではないステージの場合は、はじめはマップの6分の1のスペースとかから開始なのです。
だからもっとスペースがほしい!となった場合、資金があれな面積を広げることができるし、資金がなければ今あるスペースをうまく使って稼がなければいけない。
初期の状態ですでにあるもの
サンドボックスモード開始時点ですでにマップ上に存在しているものは
- 建物がちょっと
- 数名の隊員
の2つです。
建物
まず建物は、メインエントランスとそれに繋がるオフィスやらなんやらがすでに建てられています。
まっさらな土地から自分で建てたいんじゃ!!という方は、さくっと解体しちゃえばオッケー。一種で更地になります。
が、さくっと全部解体してしまうと「メインエントランスがありません!!!」と表示されてゲーム内の時間を止められてしまいます。
とりあえずゲーム内時間を動かせておきたい場合はメインエントランスだけでも設置しておくといいかと。
が、ゲーム内時間を止めずに建築をするうえでひとつ頭にいれておきたいのが、隊員はご飯・睡眠・トイレ…といった要求があるということ。
なので、「食堂は最後に建てよ~!」とか思ってると、「隊員が飢えで気絶しました」と通知がきて、任務に派遣できる隊員の数が減ります。
「建築もしながら、任務にも派遣させるぞ!」と計画している方はそこだけご注意。
とりあえず隊員たちを動かせるように、マップのはじっこのほうに食堂とかトイレといった必要最低限の施設を建てておくのもありかもしれない。
隊員たち
そして、開始時点ですでに数名の隊員たちがマップ上に存在しています。
これは警察官、消防隊員、救急隊員それぞれが数名ずつ。
なので開始した時点で任務に派遣するのに必要な人材はすでに獲得していることになります。
任務の成功率がどうなるかはともかく。
そしてこのゲーム、昼シフトと夜シフトがあるのですが、それもすでに振り分けられています。
昼シフトに数名、夜シフトに数名、といった感じですな。
「シフトも自分で設定したいよ~!」という場合も大丈夫。
シフトが切り替わるときに表示されるウィンドウで、好きにシフトを振り分けることができます。
なので、「こいつ昼シフトで働いてたけど、夜も働かせたろwww」みたいな悪魔の所業ができます。何度でも。
つまり、隊員を家に帰らせないで24時間、一生働かせ続けることもできるわけです。ヒエ~!
隊員の疲労度がめちゃくちゃたまるけどね。
こんなゲームだった
実際にRescue HQをプレイしてみて感じたところ。
steamのゲーム概要文とかレビュー評価じゃいまいちよくわからんかったな~って人にも参考になったらうれしい。
建築ゲームではない
自分は「おっ!建築ゲーだ!」と思って購入したのですが、実際は建築にはかなり制限があります。
なので、建築ゲームだと思って購入するとちょっとがっかりするかもしれない。
というのも、このゲーム、まず窓が存在しません。
なので、「街の通りを眺める大窓がある休憩室を作りたいな~」と思っても、そもそも窓という建築項目がないので無理なのです。
じゃあドアを窓として代用できるんじゃない?
とも思ったんですが、Rescue HQで建築できるドアのデザインは一種類です。
牢屋を覗いて、どの部屋のドアも同じデザインのものしか選べません。
それも、ドアが開かない限りは向こう側の部屋を見ることはできないので、実質壁です。
ガラス板のドアではあるんだけどね。
牢屋の部屋区画だけは、檻のドアが設置できる。
さらに檻のドアなら、壁の向こう側もばっちり見ることができる。柵の隙間から。
これが唯一、窓の代用として使えるドアだけど、牢屋に面している壁にしか設置できない制約付き。
また、部屋の中に置ける家具や施設に関しても、デザインは一種類です。色も固定。
壁や床のデザインも変更することはできません。
そして、「部屋内の装飾」という項目もありません。
部屋内の装飾というのは、壁に飾れる時計や絵画、カーペットや観葉植物などなど、ゲームプレイ上では特に必要ない装飾家具のこと。
ゲームによっては、装飾品を配置することで部屋の質が上がったり、近くを通る人になんらかのポジティブな効果をもたらしたりと機能がある場合もあります。
が、このゲームには装飾品はありません。
なのでこのゲームにおける室内の装飾は、部屋の枠組みを建築した時に自動で壁に生成される絵画や落書きだけ。
さらに、各部屋には設置できる家具の種類があらかじめ決められており、「その部屋に設置できるものリスト」の中にないものは設置することができません。
例えば、車を置きたかったら「ガレージ」という部屋を作り、その中に車を設置する必要がある。
屋外の地面の上に車を置きたいと思っても、ゲームの仕様上それはできない。
つまるところ、「建築ゲームの仕様ではない」ということなのです。
パズルゲーム要素に近い
Rescue HQにおける建築モードというのは、「隊員たちを任務に出向かせるときに使える資材を、限られたマップ面積と資金でいかに効率よく配置できるか」に重きをおいてます。
なので、どちらかというと建築ゲームというよりはパズルゲームに近いと感じた。
隊員たちがその家具を利用するのに必要な最低限のスペースを確保しつつ、そこにたどり着くまでの道を潰さないように、いかにたくさんの家具を配置することができるか、が重要になってくる。
例えるなら、テトリスで隙間を作らずびっしりマスを埋め尽くすイメージと近しいものがある。
それにこのゲーム、プレイするにあたって、メインエントランスからすべての部屋が繋がっている必要がある。
下記のどれかしらに当てはまると、ゲーム時間が自動で一時停止してしまう。
- メインエントランスに繋がってない部屋がある
- ドアのない部屋がある
- 家具を仕様するための必要最低限のスペースがない
- その家具にたどり着けない
この問題を解消できるまで、ゲーム内の一時停止は解除することができないのです。
そこらへんの仕様も、建築ゲーというよりはパズルゲームだなと感じさせる点のひとつ。
施設という基盤がちゃんと機能しない限りはゲームの進行が停止してしまうわけですから。
プレイ動画とか見ただけだと、「建築&経営シュミレーションなんだな~」と思ってしまわなくもないので、ここだけはご注意。
ストラテジーゲームである
Rescue HQは、総じてみればストラテジーに重きを置いたゲームです。
建築モードも、「自分だけの署作り」ではなく、ストラテジーの一環として存在しています。
まず雇用する隊員の上限を増やすためには、ロッカーを置いておくことが必要。
ロッカーひとつにつき2人、雇用の上限を増やせるのです。
つまり、各部署で昼シフトと夜シフトそれぞれ100人ずつ働かせたいぞ!
となったら、その分だけロッカーを建築しないといけないわけです。
つまり、大量に雇い入れたいと思ったら、その分だけロッカーを建築するスペースを確保する必要があるということ…。
Rescue HQにおいて、マップの面積は変更できません。固定です。
そんな限られたマップの中で、
- どれだけの割合をロッカールームに割くか?
- ロッカールームにこれだけのスペースを使うとして、資材置き場や他の施設にはどれくらいのスペースを使えるか?
といったことを考えながらの建築になるので、やっぱり根っからのストラテジーゲームなのです。
でも逆に、それが面白い点でもあるのです。
例えば、もし「資材が足りない!もっと欲しい!」となった時に、もうマップ上にスペースがなければ資材を増やせないわけです。
なので、今すでに存在している施設のどこなら削れるのか、どこか無駄に使っているスペースはないか、などを探していく必要がある。
他の部屋を削らなくたって、今置いてある他の資材の置き方や向きを変えただけで、意外と資材を置くスペースを確保することができたり。
でも序盤であればそんなにぎゅうぎゅうに詰めなくても、スペース不足になることはそんなにないです。
特にサンドボックスモードであれば、初めからマップ全体の土地を使えるので、多少ゆとりのある設計で建築するのもいいと思う。
放置ゲー要素もある
Rescue HQには放置ゲーム的な要素もあります。
例えば、隊員の雇用。
Rescue HQでは、自分で好きな時に好きなだけ隊員を雇い入れることはできません。
隊員を雇用するには、まず「雇用デスク」が必要になります。
そして、その雇用デスクを使う隊員も必要。
隊員が雇用デスクについて、パソコンをカタカタやると、一定時間ごとに「履歴書」が送られてきます。
この履歴書が届いてはじめて雇用ができるのです。
他にも、資材の補充なんかにも時間経過・人員が必要なものもあります。
なので、もし隊員を全員任務に派遣しちゃった!とかしてると、隊員たちが帰ってくるまでは資材の補充やら雇用やらができなくなっちゃうのでご注意!
まあ、時間経過といっても現実世界ではなくゲーム内時間の経過なので、ゲーム速度を倍速にすればあっという間ではあるのですが。
が、このゲーム速度、任務が飛び込んでくるとふつうの速度に勝手に戻ってしまいます。
まあ倍速のままだとあっという間に任務の時間制限が過ぎちゃうからだと思うので、仕方ないっちゃ仕方ない仕様ではある。
なので、さっき速度倍速に設定したのになんか戻ってる!ってときは任務が飛び込んできているはず。
ソリース管理ゲームが好きならおすすめ
上で書いたいろいろをまとめると、こんな感じです。
- 建築ゲーというよりはパズルゲーム
- ストラテジー要素もりもり
- 時間経過で成果を得る系要素も多い
- ソリース管理ゲームである
総合的にみると、Rescue HQはソリースを管理して運営していくタイプの経営シュミレーションゲームです。
たとえば、資材の補充や雇用にあてる人数はこれくらいいてほしいから、任務に派遣させられる人数はこのくらいだな、とか。
訓練に集中してほしい隊員がこれだけいるから、事務仕事をさせるようにあとこのくらいの人数は雇っておかないといけないな、とかとか。
なので、そういったソリースを管理して発展させていく系のゲームが好きならおすすめできます。
逆に、凝った建築をしたい!とか、人々に何か指示したりマップ上の任意の場所に行かせたい!といった遊び方を考えている場合にはおすすめしません。
隊員たちは、基本的に彼らの意志で勝手に動きます。
なので、こいつは事務担当だから派遣の時に選べないようにしたい!と思うことがあっても、そういう設定はできません。
まあ、派遣する隊員を選択する画面で選択しなければいいってだけですけどね。
でも机や訓練に関しては、「これを優先的に使用するように」という設定ができます。
なので隊員個人個人に何をするかは指定できなくても、優先してその家具や道具を使うようにすることはできる。